私の大工道
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私の大工道

建築大工への想い


私は建築大工を志したのが25歳の時でした。

それまでは普通の会社員。ごく普通の会社員でした。
僕のおじいちゃんが大工でした。

 

 

おじいちゃんが大工という事は知っていました。

ただ僕には大工という職業に興味がなかったせいか、おじいちゃんの大工にも興味がなかった。

でも、おじいちゃんはおじいちゃんで大好きでした。

家族の一人ですし、今思えば小さい頃はおじちゃんとずっと一緒だったような気がします。

そんな、おじいちゃんが他界した時に僕は大工になる決意をした。
まったく畑違いで何が何だか分からず親方の元に弟子入りした。

 

 

修行期間中は厳しかったし、辛かった。

まず弟子が僕だけだったので、喋る相手もいない。

仕事で分からない事があれば聞く相手もいない。

親方は昔の大工さんでした。

無口で、どちらかと言えば口下手な親方でした。

もちろん仕事は見て盗めでした。

でも色んな事がありましたが、僕は辞めようとは思いませんでした。

だっておじいちゃんが大工だったから。

 

それから棟梁になって思ったこと。

棟梁とは何か?

伝統工法とは何か?

継承とは何か?

建築大工とは何か?

色々な事があるが、建築大工という仕事には終わりはない。

これからずっと先も昔の伝統工法を継承し、時代に合った経営の必要性を感じた。

良いものは継承する。悪いものは継承しない。

そんな日々を送りながら建築大工として挑戦していきたい。

木造建築は大工で決まる。

ぬくもり建築工房 吾建築
代表 田渕大吾

 

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